コンクリートの収縮ひび割れ発生予測に関する基礎的研究

  • 大野 俊夫
    社団法人 土木学会 鹿島建設株式会社技術研究所土木技術研究部
  • 魚本 健人
    東京大学国際・産学共同研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • PREDICTION OF OCCURRENCE OF CRACKS DUE TO AUTOGENEOUS SHRINKAGE AND DRYING SHRINKAGE
  • コンクリート ノ シュウシュク ヒビワレ ハッセイ ヨソク ニ カンスル キソテキ ケンキュウ

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抄録

コンクリートのひび割れ発生時期を予測する研究の一環として, 一軸拘束試験体を用いてコンクリートの収縮によりひび割れを発生させ, 各種の要因がひび割れ発生時期に及ぼす影響, ひび割れ発生点近傍のひずみの挙動, 引張伸び能力や収縮応力強度比のひび割れ発生限界点としての適用性などについて検討し, さらに, 逐次解析を行い実験値と解析値の比較を行った. その結果, コンクリートの収縮ひずみが部材内で均一でないことがひび割れ発生時期をばらつかせる原因であること, ひび割れ発生に影響を与えている範囲から算定した引張伸び能力や, 強度発現条件を考慮した収縮応力強度比は, ひび割れ発生時期を予測する限界点として実用上適用できることなどを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (662), 29-44, 2000-11-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (15)*注記

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参考文献 (24)*注記

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