中間横桁を省略した狭小箱桁橋の3次元変形挙動の解析的検討

  • 志村 勉
    社団法人 土木学会 川田工業 (株) 梁事業部 新事業企画室
  • 辻角 学
    社団法人 土木学会 川田工業 (株) 梁事業部 新事業企画室
  • 依田 照彦
    早稲田大学 理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYTICAL STUDY OF THREE DIMENSIONAL STATICAL BEHAVIOR OF NARROWED BOX GIRDER BRIDGE
  • チュウカン ヨコゲタ オ ショウリャク シタ キョウショウ ハコケタバシ ノ 3ジゲン ヘンケイ キョドウ ノ カイセキテキ ケントウ

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抄録

「狭小箱桁」は従来の箱桁に比べ, ウェブ間隔を狭小化することにより縦リブ・リブを幅に削減し, 併せて床版を強化することで縦桁も省略した構造である. 本構造は上記の特徴から床版支間長がきくなるという点では, 2主桁などの少数主桁橋と同様に長支間床版の革新的な技術が要求されるが, 主桁のねじり剛性などの性能が異なるため, 設計上の多くの点で2主桁橋に比べて優れていると考えた. そこで全体挙動の把握と, 桁の省略・簡素化を一つの到達点としたさらなる構造の合理化を目指して, 立体FEM解析を用いた検討を行った. さらに, 床版の長支間化によって床版および床版と主桁の接合部に生じる作用力について, 2主桁との比較を交えながら構造上の安定性を検証した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (654), 121-130, 2000-07-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (16)*注記

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