波圧作用時における防波堤基礎の支持力不足に伴う沈下量の計算法

  • 湯 恰新
    社団法人 土木学会 関門港湾建設株式会社
  • 土田 孝
    社団法人 土木学会 運輸省港湾技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • EXPECTED SETTLEMENT OF BREAKWATER INDUCED BY HIGH WAVE FORCE
  • ハアツ サヨウジ ニ オケル ボウハテイ キソ ノ シジリョク ブソク ニ トモナウ チンカリョウ ノ ケイサンホウ

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抄録

本報告は, 防波堤が高波の波圧を受けるときにマウンドの支持力不足による沈下量の算定法を検討したものである. 防波堤ケーソンの沈下量は, 発生する高波の形状と, 波高Hと防波堤に固有する限界波高Hcrとの比Kによって計算される. ただし, Tは波の周期であり, a0は防波堤断面に基づく定数である.<br>S=0.095T2(K-1)2/Ka0 (1≦K<1.38, サイン波形)<br>または, S=0.097T2(K-1)3/K2a0(1≦K<1.71, 三角波形)<br>サイン波形と三角波形の組み合わせを考慮して提示した方法で試算すると, 現行の簡易ビショップ法による設計断面における50年間の期待沈下量は59~75cm (地盤定数の変動係数V=0.1~0.15) となった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (645), 91-102, 2000-03-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (23)*注記

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