構造物の計測のための光ファイバを用いたセンサの開発について

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF OPTICAL FIBER SENSOR FOR INFRASTRUCTURES USING VIBRATING WIRE AND ELECTRIC RESONANCE CIRCUIT

抄録

本報告では, 土木構造物などへ適用するための光ファイバセンサの開発の経過を述べ, 2種類の光ファイバセンサを提案している. 第一は外力を金属弦の張力に伝え, 外力に応じた弦の振動数を光学的に計測するものである. 第二は電大的なLC共振回路を利用したものである. 弦またはLC回路は, 光ファイバを通して与えた光エネルギーにより固有振動数で共鳴し, その振動数を検知し光ファイバによって計測ヘッドへ帰還する. また, PLL回路の使用によって, 帰還した振動数の信号をリアルタイムに処理し, 駆動用のパルス信号にただちに反映させ, 動的計測も可能としている. これまでに室内での較正試験ならびにコンクリート供試体, 鋼構造模型の動的振動台試験などの実証試験を実施しておりその結果も述べている.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1995 (528), 7-15, 1995-12-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (3)*注記

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