2径間高塔型エクストラドーズド橋の構造特性

  • 川崎 秀明
    社団法人 土木学会 沖縄開発庁 北部ダム事務所
  • 松下 博通
    社団法人 土木学会 九州大学 大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • STRUCTURAL CHARACTERISTICS ON TWO SPAN EXRADOSED BRIDGE WITH A HIGHER TOWER
  • 2ケイ カン コウトウガタ エクストラドーズドキョウ ノ コウゾウ トクセイ

この論文をさがす

抄録

PCエクストラドーズド橋は, PC斜張橋とPC箱桁橋の中間領域の支間長に適する橋梁形式として近年実施例が増えているが, 従来の同形式は3径間以上であり主塔の高さも10~15mと低く抑えられている. これに対し2径間の場合, 両端支持であるため元々応力変動や変位に対して強く, その分主塔高を高くすることによって主桁の応力状態を大きく改善し, 主桁・斜材の部材量を低減することが可能と考えられる. そこで, 主塔・主桁・斜材の主要3部材の特性と限界を分析し構造系全体の最適化を進め, 結果として従来PCエクストラドーズド橋の倍程度 (斜張橋の半分程度) が経済的に最も有利であり, 応力上も問題ないことが判った. この成果は設計と施工によって確認したが, 本研究はその経験も踏まえてより最適な橋梁構造を提案するものである.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2001 (669), 233-242, 2001-02-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ