シールド工事用セグメントの水膨張シール材による止水設計法について

  • 大塚 正博
    社団法人 土木学会 東京電力 (株) 地中送変電建設所
  • 塩冶 幸男
    社団法人 土木学会 東京電力 (株) 地中送変電建設所
  • 小林 亨
    社団法人 土木学会 日本シビックコンサルタント (株) 技術本部
  • 小泉 淳
    社団法人 土木学会 早稲田大学 理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • SEGMENT WATERPROOFING DESIGN USING HYDROTITE SEAL IN SHIELD TUNNELING
  • シールド コウジヨウ セグメント ノ ミズ ボウチョウ シールザイ ニ ヨル シスイ セッケイホウ ニ ツイテ

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抄録

シールドトンネルの漏水は, トンネル本体の劣化ばかりでなく, トンネル周辺地山の劣化も引き起こすことから, 漏水の処理にかかるランニングコストもさることながら, トンネルの耐久性を考える上でも重要な問題となっている. トンネル内への漏水が発生する箇所は, そのほとんどがセグメントの継手部であり, 継手面に貼付するシール材の選定が, トンネルの防水には特に重要である. しかしシール材の材質や形状寸法等の選定は, 従来からの経験や実績に基づき行なわれてきたのが実情であり, 止水設計法と呼ばれるようなものは現状では確立されていない. 本研究は現在もっとも多く使用されている水膨張シール材を対象に各種の止水試験を行い, その結果から密封の原理 (パッキン理論) に基づくシール材の止水設計法を提案するものである.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (651), 61-79, 2000-06-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (14)*注記

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