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- FURUTANI Akio
- Taisei Gakuin University
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- YAMAGUCHI Masayoshi
- Kinki University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 毛髪の引張強度と伸張率に関する研究
- モウハツ ノ ヒッパリ キョウド ト シンチョウリツ ニ カンスル ケンキュウ
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Description
毛髪は法医学上、個人識別を行う基本的事項としてきわめて重要である。今回は毛髪の物理学的性状について引張強度と伸張率について年齢群別正常標準値の算出を行った。引張強度については、正常標準値の結果から10歳-19歳の年齢群を最高値に、以後の年齢群については加齢にともなって漸減の傾向がみられ、60歳以上では最低値を示した。男女とも幼年期には弱いが、少年期、青年期に強く、壮年期、老年期に近づくにつれて次第に弱くなっていった。伸張率については正常標準値の結果から10歳未満から加齢にともなって増大し、60歳以上では最高値を示した。加齢とともに少しずつ増大し、60歳以上で最高値を示したことは加齢が進むにつれて水分の吸収がよくなり、しなやかで弾力性がよくなってくるのではないかと推測される。今回の引張試験により個人識別が容易にできる可能性がある示唆をあたえてくれた。
Journal
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- TAISEI GAKUIN UNIVERSITY BULLETIN
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TAISEI GAKUIN UNIVERSITY BULLETIN 9 (0), 151-156, 2007
TAISEI GAKUIN UNIVERSITY
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205313650304
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- NII Article ID
- 110006460630
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- NII Book ID
- AA11955645
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- ISSN
- 24238945
- 13490966
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- NDL BIB ID
- 8837097
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed