欧州における使用済み小形電池の回収・リサイクル制度の調査と国内制度への示唆

書誌事項

タイトル別名
  • Collection and Recycling Schemes for Waste Batteries in Europe and Implications for Japan
  • 欧州における使用済み小形電池の回収・リサイクル制度の調査と国内制度への示唆 : デンマーク,スイスの制度を対象に
  • オウシュウ ニ オケル シヨウ ズミ コガタ デンチ ノ カイシュウ ・ リサイクル セイド ノ チョウサ ト コクナイ セイド エ ノ シサ : デンマーク,スイス ノ セイド オ タイショウ ニ
  • —Denmark and Switzerland—
  • ――デンマーク,スイスの制度を対象に――

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説明

本研究では,デンマークとスイスの使用済み小形電池の回収・リサイクル制度を調査した。リサイクル制度の基本要素として物質フロー,金銭フロー,情報フローに着目し,文献・ヒアリング調査により,これらの3つのフローが関係主体間でどのように,どれだけやりとりされているかを記述して特徴整理を行った。さらに,日本の制度との比較を行った。その結果,日本では二次電池のみが対象だがこれらの国では一次電池も含めた拡大生産者責任に基づく回収が行われていること,電池の価格に回収費用が内部化されていること,回収における自治体の役割が大きいこと,自治体が回収に要した費用は生産者によって充当され回収インセンティブがあることなどの特徴を把握することができた。この知見に基づき,日本での回収・リサイクルを促進するうえで有効となりうる制度上の7つの要点を指摘した。

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参考文献 (1)*注記

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