アルコール依存症の看護における関わり

書誌事項

タイトル別名
  • Nursing Care for Alcoholics
  • アルコール依存症の看護における関わり : 文献検討
  • アルコール イソンショウ ノ カンゴ ニ オケル カカワリ : ブンケン ケントウ
  • 文献検討
  • A literature review

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抄録

本研究の目的はアルコール依存症患者の看護における具体的な関わりに関する文献検討を行い,その現状を明らかにすることである。アルコール症の看護における関わりに関連する国内文献53編の文献検討を行った結果,看護ケアや看護師に焦点を当てた論文は53編であり,調査研究は18編,事例研究は35編あった。調査研究には,患者からの攻撃的言動と看護師の対応,業務内容に関する調査など,事例研究には急性期から治療の動機づけ,依存症の自覚のようなものを持ってもらうなどの関わりが報告されているが,いずれも事例報告に終わっていた。また国外文献は24編あり,スクリーニングや初期介入が行われている一方でスタッフの知識面の不十分さや態度面における消極的な態度が見られ,教育の必要性が指摘されていたが,具体的な看護の関わりや介入方法についての実態調査は見られなかった。このようにアルコール依存症患者の具体的な看護の関わりや介入方法については十分に行われておらず,実態調査が求められていた。

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