アルコール症の治療導入期における看護

書誌事項

タイトル別名
  • Primary Nursing Care for Alcoholics
  • アルコール症の治療導入期における看護 : 文献検討
  • アルコールショウ ノ チリョウ ドウニュウキ ニ オケル カンゴ : ブンケン ケントウ
  • 文献検討
  • A literature review

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抄録

本研究の目的は近年の国内におけるアルコール症の治療導入期における看護の役割に関する文献検討を行い,その現状を明らかにすることである。アルコール症の治療導入期における看護に関連する国内文献20編の文献検討を行った結果,看護師の関わりに関する文献は9編,アルコール症に対する看護師の思いや教育に関する文献は6編,当事者の回復過程に関する文献は5編であった。治療導入期においてクリニカルパスやスケジュールを用いた看護の構造化,患者による攻撃的な言動,対応困難な場面,否定的感情への対処に苦労しながら学びを深め,看護師の教育の在り方の模索,患者の内省や行動パターンの変容を促す関わりの大切さが指摘されていた。今後は看護の構造化,アルコール看護師のための教育プログラムの充実などが求められていた。

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