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- 嶋瀬 拓也
- 森林総合研究所北海道支所
書誌事項
- タイトル別名
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- House Builders' Selection of "Kuda-bashira" (Connective Posts) for Japanese Post-and-beam Construction
- ジュウタク ケンチクギョウシャ ノ ザイリョウ センタク : カン チュウ オ タイショウ ト シテ
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抄録
在来軸組工法を採用する住宅建築業者を対象に,管柱の採用状況に関するアンケート調査を行った。その結果,以下の点が明らかになった。(1)2007年における管柱の採用比率は集成材56%,ムク材(人工乾燥処理を行ったもの)39%,ムク材(前記以外)5%であった。建築業者の規模別にみると,大規模な階層ほど集成材の普及・定着が進んでおり,小規模な階層ほどムク材を使用しているものが多い。(2)ただし,中小規模層においても集成材の浸透が急速に進みつつある。(3)反面,ムク材に回帰する動きもみられ,その動きが生じているのも主として中小規模層である。(4)発注時の指定内容をみると,集成材では「機能的価値」(≒スペック),ムク材では「情緒的価値」(≒こだわり)というように,互いに重視される属性が異なっている。
収録刊行物
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- 林業経済研究
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林業経済研究 58 (1), 78-83, 2012
林業経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205317242624
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- NII論文ID
- 110009426111
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- NII書誌ID
- AN00330523
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- ISSN
- 24242454
- 02851598
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- NDL書誌ID
- 023604658
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可