書誌事項
- タイトル別名
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- The Influence of the Fukushima Nuclear Accident Had on Outdoor Activities Facility Management and Its Reconstruction Process : A Case Study on Fukushima Citizen's Mori Forest Park Adatara
- フクシマ ゲンパツ ジコ ガ ヤガイ カツドウ シセツ ウンエイ ニ アタエタ エイキョウ ト ソノ フッコウ カテイ : フクシマ ケンミン ノ モリ フォレスト パーク アダタラ ノ トリクミ オ ジレイ ト シテ
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説明
福島第一原子力発電所の事故が福島県の中通り地方に位置する県立の森林公園であるフォレストパークあだたらに及ぼした被害の実態を明らかにし,その復興過程においてどのような対応がとられ,そこではいかなるレジリアンスが働いたのかを明らかにした。フォレストパークあだたらはオートキャンプ場区域と森林学習区域に分けられている。2009年度と比較して,2011年度のオートキャンプ場収入と森林学習区域利用者数は約60%減少していたが,現在はいずれも回復傾向にある。森林学習区域利用者数は小中学生による利用の減少が顕著であった。その復興過程では,東京電力への賠償請求,避難者の受け入れ,敷地内の除染作業,空間線量の公開のほか,オートキャンプ場区域の利用を回復するための対応として利用料金の値下げと他主体との協働,森林学習区域の利用を回復するための対応として他主体との協働がみられた。フォレストパークあだたらが風評被害に直面しながらもその状況に対応し,そこから再生しようとする力(レジリアンス)を支えた要因として,指定管理者がこれまで培ってきた専門性とそれを活かした判断と他主体との協働が挙げられる。
収録刊行物
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- 林業経済研究
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林業経済研究 61 (2), 23-32, 2015
林業経済学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205318064640
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- NII論文ID
- 110009984765
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- NII書誌ID
- AN00330523
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- ISSN
- 24242454
- 02851598
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- NDL書誌ID
- 026582850
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可