干潮時河川水位に基づく干潟地盤高の長期変動トレンドの検討

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タイトル別名
  • LONG-TERM ANALYSIS ON GROUND ELEVATION CHANGE OF TIDAL FLAT USING WATER LEVEL IN RIVER MOUTH AT LOW TIDES
  • カンチョウジ カセン スイイ ニ モトズク ヒガタ ジバン ダカ ノ チョウキ ヘンドウ トレンド ノ ケントウ

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抄録

河口干潟における地形変化の長期トレンドを評価するため,干潮時に特徴的な変動特性が現れる河口の水位に着目し,地形特性と水位変動特性の関係性を評価するための研究を行った.平面二次元潮流モデルを用いて,入力地形を変化させ水位パラメータ(干潮時最低水位など)の応答を確認した.これらの関係性と1953年から2013年までの実測河口水位から抽出した水位パラメータより,球磨川干潟における地形変化量を推定した結果,1960年~1990年代後半にかけては,みお筋の地盤高は低下傾向にあり,2005年ごろから逆に上昇傾向に転じたと推定された.また,河川内の土砂捕捉量(砂利採取・ダム堆砂)と球磨川河口干潟の推定土砂体積変化量を比較すると,約10年の時間遅れを伴い変動が相互に類似していた.

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