尼崎運河での環境活性コンクリートによる生物浄化水路への効果

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タイトル別名
  • Environmental effect on ecosystem and water quality improvement ability of a small channel by Environmentally Active Concrete in Amagasaki Canal
  • アマガサキ ウンガ デ ノ カンキョウ カッセイ コンクリート ニ ヨル セイブツ ジョウカ スイロ エ ノ コウカ

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抄録

富栄養化した汽水域における環境活性コンクリートの生物相と水質浄化に対する効果を評価した.尼崎運河を研究対象地とし,尼崎運河水質浄化施設内の水質浄化機能向上のため,掛け流し式小水路にU字型の環境活性コンクリート(以下AC)を設置した.本研究ではコンクリートにアミノ酸の一種であるL-アルギニンを重量比で3%混和させたACを使用した.現地実験と室内実験より,生物相への効果としてはAC表面に繁茂した付着藻類量は普通コンクリート(以下OC)よりも約1.3倍多かった.また約2倍のベントス類が蝟集され,“扶養”しうるベントス量を増加させうることがわかった.水質浄化量も藻類の増加に対応して増加することがわかった.

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