仙台湾における津波後の海浜地形の回復過程

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  • RECOVERY PROCESS OF BATHYMETRY OF SENDAI BAY AFTER THE 2011 TSUNAMI
  • センダイワン ニ オケル ツナミ ゴ ノ カイヒン チケイ ノ カイフク カテイ

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抄録

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震津波により仙台湾南部海岸の海浜・河口部では大規模な地形変化が生じた.一部の箇所では震災から6年経過した現在も津波による地形変化を残存している.これは震災以前の土砂収支のバランスが崩れたままであることを意味する.これまで仙台湾南部海岸を対象とした震災後の海浜地形の回復過程に関する時空間的に詳細な解析は行われてこなかった.本研究では深浅測量データに基づき対象地域の海浜地形の現状を明らかにした上で,経験的固有関数解析を行うことにより海浜地形の回復過程の時空間的な特性の把握を行った.その結果,仙台湾南部海岸における,井土浦の回復過程,閖上漁港南での回復過程,阿武隈川河口テラスの回復と河口左岸での侵食帯の形成が見られた.

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