弱圧縮性二相流格子ボルツマン法による振動水柱型波力発電装置の流体運動解析

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タイトル別名
  • WEAKLY COMPRESSIBLE LATTICE BOLTZMANN MODEL FOR THE SIMULATION OF FLOWS IN A CYLINDRICAL OSCILLATING WATER COLUMN DEVICE
  • ジャク アッシュクセイ ニソウリュウ ゴウシ ボルツマンホウ ニ ヨル シンドウ ミズバシラガタハリョク ハツデン ソウチ ノ リュウタイ ウンドウ カイセキ

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抄録

振動水柱型波力発電ディバイス(OWC)空気室内の気流や圧力変動の解析のように,圧縮性の影響が無視できない流体運動解析に有効な二相流格子ボルツマンモデルを開発した.界面の位置を決める指標関数の計算には二相の平均密度を用い,各相の圧力(密度変化)と流速については,Zhengら(2006)の平均密度に対する粒子分布関数を弱圧縮性の仮定下で密度変化を考慮した格子ボルツマン方程式に修正したものを用いる.中程度の密度比(1:10~50)を仮定して円筒型OWC内の気流運動の再現性を検討した結果,圧力変動については再現可能であるが,空気室上面に設けたオリフィスからの排気・吸気時の気流速度や,高速気流が液相に衝突して生じる放射散乱波の再現には,より高密度比に適用可能なモデルへの拡張が必要であることがわかった.

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