1930年代後期ソヴェト農村におけるアルテリ模範定款の浸透過程:ウラルにおける国家証書の交付と土地整理

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  • 1930ネンダイ コウキ ソヴェト ノウソン ニ オケル アルテリ モハン テイカン ノ シントウ カテイ : ウラル ニ オケル コッカ ショウショ ノ コウフ ト トチ セイリ

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農業集団化を経たソ連で1935年に改訂された農業アルテリ模範定款は,権力の農民への譲歩という面を持つ.本稿ではこの新定款がコルホーズに浸透する過程を検討する.新定款の採択に伴う国家証書の交付過程では,土地の永久利用権の保証という誘因も作用し,作業は順調に推移した.並行して実施されたコルホーズ間の土地整理は概ね計画通り進行したが,コルホーズ内の土地整理の遂行は行政能力の低さ等により36年の段階で約7割にとどまった.

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