呼吸リハビリテーションにおけるカンファレンスの効果

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タイトル別名
  • Effects of Conference for Respiratory Rehabilitation
  • コキュウ リハビリテーション ニ オケル カンファレンス ノ コウカ

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抄録

埼玉社会保険病院では,呼吸ケアの質の向上を目的に2006年以降段階的に教育,啓蒙活動を行ってきた。今回,2005年から2009年の呼吸リハビリテ―ション(呼吸リハ)患者の実態,動向を把握し,今後の呼吸ケアに生かす事を目的とし調査した。対象は,呼吸器内科に入院し呼吸リハ依頼のあった204例とした。調査項目は,年齢,性別,診断名,入院期間,リハビリ施行期間,リハビリ依頼までの期間,リハビリ前後の姿勢保持レベル,リハビリ前後の基本動作レベル,リハビリ前後のADL,転帰とした。結果,依頼件数は年々増加し高齢,重症化していたが,何れの年の比較でも入院期間,リハビリ施行期間,依頼までの期間・退院時ADLに有意差を認めなかった。呼吸リハの体制を整えることにより,高齢で重症の患者に対する治療成績があがった可能性が示唆された。

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