「地域ブランド調査」における地域の魅力度の構成要素

  • 田中 耕市
    茨城大学人文社会科学部准教授 東京大学空間情報科学研究センター客員研究員

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Elements of Regional Attractiveness Based on “Regional Brand Research”

説明

<p>本稿は,2015年に実施された「地域ブランド調査」を利用して,1,000市区町村を対象とした主観的評価に基づく地域の魅力度の構成要素とそのウェイトを明らかにした.はじめに,地域の魅力度に関わると考えられる同調査の75項目から,主成分分析によって13の主成分を導出した.次に,それらの13主成分を説明変数,市区町村の魅力度を被説明変数とする重回帰分析を行った結果,魅力度は11の構成要素から成り立っていた.それらのうち,魅力度におけるウェイトが最も高かったのは観光・レジャーであり,農林水産・食品,生活・買い物の利便性,歴史がそれに続くことが明らかになった.本稿で解明した地域の魅力度の構成要素とそのウェイトをもとに,客観的な地域の魅力度を評価することが可能となる.</p>

収録刊行物

  • E-journal GEO

    E-journal GEO 12 (1), 30-39, 2017

    公益社団法人 日本地理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (4)*注記

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