糖尿病足病変入院患者にフットケアを行う看護師の体験

書誌事項

タイトル別名
  • Experience of a nurse who provides foot care to inpatients with diabetic foot
  • 事例検討 糖尿病足病変入院患者にフットケアを行う看護師の体験
  • ジレイ ケントウ トウニョウビョウ ソク ビョウヘン ニュウイン カンジャ ニ フットケア オ オコナウ カンゴシ ノ タイケン

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抄録

【目的】足病変入院患者へフットケアを行う看護師のありのままの体験を記述する.【方法】足病変患者が入院している病棟で,フットケアを実践している看護師1名に面接し,現象学的研究方法を参考に分析を行った.【結果】看護師は,身体に触れるフットケアから患者の存在を感じることで,患者の背景がわかるようになり,患者と共にいる場のなかでケアを実践していく.そこから,自分の患者への先入観に気づくことになり,フットケアを関わりの手段とする.また,スタッフとの思いの差異を感じるが,患者の経過が見えてくるからこそ,フットケアを伝えようと意欲的になる.【考察】看護師はフットケアを行うことで,看護における関わりを知り,同時に患者を理解し今後を予測する能力を高めていくことで,足病変入院患者の看護を変容させていたことが明らかになった.

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