支台築造用コンポジットレジンとファイバーポスト複合体の三点曲げ強さ : ファイバーポストの直径・本数・配置の違いによる影響

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タイトル別名
  • Three-point bending strength of composite resin core and fiber post complex : Influence of diameter, number, and arrangement of fiber posts
  • シダイ チクゾウヨウ コンポジット レジン ト ファイバーポスト フクゴウタイ ノ サンテン マゲ ツヨサ ファイバーポスト ノ チョッケイ ホンスウ ハイチ ノ チガイ ニ ヨル エイキョウ

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抄録

支台築造用コンポジットレジンに対するファイバーポストの直径・本数・配置を変えて製作した複合体の三点曲げ試験を行い,比例限,見かけの降伏強さ,最大曲げ強さ,弾性係数を評価した.実験材料には,支台築造用コンポジットレジン1種類と直径の異なるファイバーポスト5種類を使用した.内径3mmのガラス管内に支台築造用コンポジットレジンを填入後,各条件に合わせファイバーポストを挿入し光照射を行ない重合させ試料とした.試験後の試料は走査電子顕微鏡を用い破折様相の観察を行った.見かけの降伏強さは,ファイバーポストを1本使用した試料と比較し,複数本使用した試料が高い値を示した.最大曲げ強さは,ファイバーポストの直径が太い条件と複数本使用した条件で高い値を示した.比例限および弾性係数は,ファイバーポストを含まない条件と比較し,その他すべての条件で有意差を示さなかった.ファイバーポストを1本使用した試料と,複数本使用した試料では異なった破折様相を示した.

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参考文献 (26)*注記

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