書誌事項
- タイトル別名
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- Masked homophone priming effects for Kanji compound words
- カンジ ジュクゴ ニ オケル マスク カ ノ ドウオンゴ プライミング コウカ
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抄録
形態深度仮説によれば,形態深度が深い表記の語を読む際には,音韻情報は活性化されないはずである.しかし,中国語や漢字表記語に対して音韻情報の自動的活性化を示唆するデータが報告されている.そこで本研究では,マスクされたプライムを伴う語彙判断課題において,漢字二字熟語の同音語ペアにプライミング効果が観察されるかどうかを検討することで,漢字熟語の読みの初期段階に音韻活性化が生じるのかどうかを検討した.異なる刺激セットを使った二つの実験のいずれにおいても,有意な同音語プライミング効果が観察された.これらの結果は,形態深度仮説に反して,漢字熟語を読む際に,音韻情報が自動的に活性化されることを明確に示すものであった.
収録刊行物
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- 認知心理学研究
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認知心理学研究 11 (1), 11-19, 2013
日本認知心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205338442496
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- NII論文ID
- 130004958959
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- NII書誌ID
- AA11971335
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- ISSN
- 21850321
- 13487264
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- NDL書誌ID
- 024914354
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可