「創傷ケアセンター」におけるCLI の治療:大分岡病院におけるチーム医療による下肢救済の取組み

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タイトル別名
  • 下肢救済--私たちの取組み(3)「創傷ケアセンター」におけるCLIの治療--大分岡病院におけるチーム医療による下肢救済の取組み
  • カシ キュウサイ ワタクシ タチ ノ トリクミ 3 ソウショウ ケアセンター ニ オケル CLI ノ チリョウ オオイタ オカ ビョウイン ニ オケル チーム イリョウ ニ ヨル カシ キュウサイ ノ トリクミ

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抄録

要旨:大分岡病院では2004 年2 月にミレニア・ウンド・マネージメント社と提携し,「創傷ケアセンター」を開設し,下肢救済に積極的に取り組んでいる.特に重症下肢虚血の血行再建においては形成外科,循環器科,心臓血管外科の3 科で個々の症例について検討し,治療方針を決定するという相補的血行再建戦略(complementary revascularization strategy)を行っている.この戦略により,この5 年間に180 肢(165 例)のFontaine IV,Rutherford 5 もしくは6 の状態の重症下肢虚血の症例に血行再建術を施行しており,その結果は,経過中死亡例6 例(死亡率3.6%),治療中断6 肢(6 例),大切断のための血行再建4 肢(4 例)を除く164 肢中144 肢が救肢でき,救肢率は87.8%であった.また,創治癒までの平均日数は62.2 日であり,良好な成績であった.

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