地域病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術 (PEG) の長期生命予後—後ろ向きコホート研究

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タイトル別名
  • Long-term prognosis after percutaneous endoscopic gastrostomy (PEG) in a Japanese community hospital—A retrospective cohort study
  • 地域病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の長期生命予後 : 後ろ向きコホート研究
  • チイキ ビョウイン ニ オケル ケイヒ ナイシキョウテキ イロウゾウセツジュツ(PEG)ノ チョウキ セイメイ ヨゴ : ウシロ ムキ コホート ケンキュウ

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抄録

要 旨<br>目的 : 地域中規模病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrostomy, 以下「PEG」) 施行患者の長期生存率を明らかにする. <br>対象・方法 : 2004年1月1日∼2006年9月1日の期間にあおもり協立病院にてPEGを施行した患者を対象とし, 過去の診療録を用いて調査した. 累積生存率を生命表分析 (Kaplan-Meier法) にて推定し, その95%信頼区間を算出した. 後ろ向きコホート研究である. <br>結果 : 対象者332名, 平均年齢77.5±9.5歳 (中央値78歳). 24名は転帰不明であり追跡が可能だった日までを解析に組み入れた (追跡率92.8%). <br> 累積生存率は30日90.3%, 1年61.8%, 2年47.9%, 3年37.6%, 5年21.5%であった. <br>結論 : 地域中規模病院におけるPEG後の長期生存率は高次機能病院と同程度であったが, 原因疾患は異なる可能性がある.

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