病院と地域支援者間で実施した筋萎縮性側索硬化症のデスカンファレンス

書誌事項

タイトル別名
  • Death conference between hospital staff and community care practitioners regarding a patient with amyotrophic lateral sclerosis
  • 症例報告 病院と地域支援者間で実施した筋萎縮性側索硬化症のデスカンファレンス
  • ショウレイ ホウコク ビョウイン ト チイキ シエンシャ カン デ ジッシ シタ キン イシュクセイ ソクサク コウカショウ ノ デスカンファレンス

この論文をさがす

説明

要 旨<br>目的 : 筋萎縮性側索硬化症 (ALS) 患者1例の死亡に至るまでの療養生活支援を振り返る「病院と地域支援者間によるデスカンファレンス」を実施し, 地域連携課題を抽出すること. <br>方法 : 情報源は, 参加者が作成したカンファレンス資料や意見交換の内容で, それらを著者間で討議し, 要約整理を行い, 地域連携課題を抽出した. デスカンファレンスは, 参加者が13名であり, 約3時間をかけて行った. 症例は, 7年6ヵ月間の療養生活ののちに病院に緊急搬送され死亡した60歳台の女性. 訪問看護事業所は2か所, 診療所医師は3ヵ所など支援者が多数であった. 入・退院歴は5回であった. <br>結果と考察 : 本症例の「危機的時期」は, (1)療養場所の変更時, (2)病状悪化等に伴う夫への介護負担増強時, (3)終末期と考えられた. それらを統合し考察した結果, 地域連携課題として「家族指導」, 「医師間の連携強化」, 「家族介護負担の軽減」, 「看取り体制整備」が抽出された.

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ