書誌事項
- タイトル別名
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- NON-LINEAR DYNAMIC BEHAVIOR OF RIGID FRAME VIADUCT ON BATTER PILES
説明
斜杭基礎による制震効果には,構造物の慣性力に対する水平抵抗の上昇に加え,地盤変位作用時の逆ロッキング動および入力損失による効果があることが確認されている.一方,近年の高架構造物は,大地震に対して上部工の塑性化によるエネルギー吸収を期待した設計が一般的に行われるが,塑性化が生じた場合にも斜杭による制震効果が発揮されるか検討された例はこれまでにない.本研究では,柱の塑性化を模擬したラーメン高架橋の模型振動実験ならびに数値解析を実施し,柱に塑性化が生じた場合の斜杭ラーメン高架橋の制震効果について検証を行った.結果として,柱端部が塑性化した場合でも斜杭基礎による応答低減効果が発揮されることが確認された.また,この応答低減効果は見かけの有効入力動を用いることで評価可能であることを確認した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (2), 302-314, 2016
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205348984832
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- NII論文ID
- 130005152673
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- ISSN
- 21854653
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可