書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY OF SAND BOILING CHARACTERISTICS ALONG TOKYO BAY DURING THE 2011 TOHOKU-PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE
説明
東北地方太平洋沖地震によって,東京湾岸エリアで発生した液状化被害の特徴は,埋立地の広範囲での液状化発生や液状化に伴う噴砂量が非常に多かったことが挙げられる.本報告は,湾岸エリアの噴砂の粒度特性や透水特性,噴砂の噴出特性に関して検討を実施した.その結果,噴砂は,細粒土を含む均質な細砂が主体であり,透水特性は,10-6(m/s)オーダーであった.ボイリング実験の結果,噴砂試料では,水の噴出と同時に土粒子も噴出し,地表に堆積した.一方,豊浦砂の様に透水性が良い試料では,水の噴出に伴う土粒子の噴出は確認できなかった.噴水時の土粒子の浮き上がり易さは,粒径の2乗に関係し,一方落下し易さは粒径の3乗に関係することから,湾岸エリアの様な細粒土を含む細砂が液状化すると噴砂量が多く発生することが考えられる.
収録刊行物
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- 土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (4), I_274-I_281, 2012
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205349290880
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- NII論文ID
- 130004556805
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- ISSN
- 21854653
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可