修正カムクレイモデルを破壊規準に用いた剛塑性有限要素法について

  • 山栗 祐樹
    金沢大学大学院 自然科学研究科 環境デザイン学専攻
  • 小林 俊一
    金沢大学 理工研究域 環境デザイン学系
  • 西藤 潤
    京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻
  • 松本 樹典
    金沢大学 理工研究域 環境デザイン学系

書誌事項

タイトル別名
  • RIGID PLASTIC FINITE ELEMENT METHOD USING MODIFIED CAM-CLAY MODEL

抄録

本論文では,修正カムクレイモデルに従う材料の排水条件下の初期降伏挙動を対象に,混合型剛塑性有限要素法で解く方法を報告する.破壊規準が凸制約条件の中でも性質の良い2次錐制約条件で書けることに注目し,2次錐最適化問題として定式化を行った.定式化の妥当性をチェックするため,5要素あるいは24要素にメッシュ分割した立方体供試体を対象に,排水3軸圧縮試験の要素シミュレーションを実施した.シミュレーションでは異なる初期拘束圧を設定し,異なる応力経路に整合した塑性挙動に注目した.その結果,得られる塑性応力場は理論計算とも完全に一致すること,節点速度場から得たひずみ速度場が関連流れ則が満足していることを確認した.さらに数値解析は安定で良好な収束性を示した.これらから定式化の妥当性を確認できた.

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