異なる未溶着高さを有する鋼製橋脚隅角部の耐震性能に及ぼす十字継手部の溶接ビード脚長とフィレット半径の影響に関する研究

DOI
  • 羽田 新輝
    名城大学大学院 建設システム工学専攻
  • 葛 漢彬
    名城大学 理工学部社会基盤デザイン工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECTS OF WELD LEG LENGTH AND FILLET RADIUS OF THE CROSS JOINTS ON THE SEISMIC PERFORMANCE IN STEEL BEAM-COLUMN CONNECTIONS WITH WELD DEFECTS

抄録

本研究では,未溶着が内在する鋼製橋脚隅角部に関して,延性き裂の発生・進展に着目した既往の実験と新たに行った実験により得られた結果から,十字継手溶接部の溶接ディテールが変形能・エネルギー吸収量に与える影響についてまとめたものである.溶接部性状として未溶着高さ,フィレット半径,溶接ビード脚長を取り上げ,これらのパラメータが部材の耐震性能に及ぼす影響を検証した.これにより,溶接ビード脚長が大きくき裂が柱フランジに進展する場合,未溶着高さやフィレット半径は変形能・エネルギー吸収量共にあまり影響せず,対して溶接ビード脚長が小さく未溶着部からき裂が発生する破壊モードでは,未溶着高さ,フィレット半径が与える影響は非常に大きいといった結果を得た.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205349641856
  • NII論文ID
    130004557052
  • DOI
    10.2208/jscejseee.70.i_140
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ