臨界屈折角近傍に調整した超音波斜角探触子による鋼床版デッキ進展き裂の探傷法の検討

DOI
  • 村越 潤
    (独)土木研究所 構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ
  • 高橋 実
    (独)土木研究所 構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ
  • 小池 光裕
    菱電湘南エレクトロニクス(株) 検査計測事業部システム部
  • 木村 友則
    三菱電機(株) 情報技術総合研究所アンテナ技術部波動素子グループ

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON PRACTICAL ULTRASONIC INSPECTION METHOD FOR FATIGUE CRACKS IN STEEL ORTHOTROPIC DECKPLATES

抄録

近年,交通条件の厳しい鋼床版橋においてデッキプレートとU型の縦リブの溶接ルート部を起点とするデッキプレートを貫通するき裂が報告されている.このき裂は,目視点検では確認困難な部位に発生することから,き裂の有無や進展状況を把握するためには超音波探傷等の非破壊検査技術を適用する必要がある.本研究では,鋼床版デッキプレート内に進展する浅いき裂の検出を目的として,超音波の入射角を臨界屈折角近傍に調整した横波斜角探触子に着目し,探傷結果の信頼性の向上を目指した探傷法の検討を行った.現場の探傷条件に応じた感度補正方法を提案し,き裂を模擬した試験体や実橋鋼床版等の探傷試験の結果を踏まえて,感度補正の効果を検証するとともに,同探傷法が浅いき裂に対して高い検出性能を有することを示した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205350713856
  • NII論文ID
    130004961262
  • DOI
    10.2208/jscejseee.68.453
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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