2016年熊本地震による御船町・宇土市の大規模盛土滑動崩落の考察

  • 橋本 隆雄
    国士舘大学理工学部まちづくり学系
  • 梶田 陽介
    (株)千代田コンサルタント東京事業部社会システム部
  • 和田 陽介
    (株)千代田コンサルタント東京事業部社会システム部

書誌事項

タイトル別名
  • CONSIDERATION OF THE LARGE-SCALE EMBANKMENT SLIDING COLLAPSE IN MIFUNE-CHO, AND UTO-SHI BY THE 2016 KUMAMOTO EARTHQUAKE

抄録

2016年熊本地震の一連の地震活動による強震動の作用で,熊本県内ではこれまでに「危険」または「要注意」と判定された宅地は4,600か所余りに上り,宅地盛土の斜面や擁壁の崩壊など甚大な被害が数多く発生した.特に宅地大規模盛土の地盤被害は,これまでの調査で少なくとも熊本市,宇土市,御船町,益城町,西原町,南阿蘇村の6つの市町村の広い範囲で確認されている.筆者らは地震直後に熊本県,御船町,宇土市,南阿蘇村等に対して大規模盛土造成地の変動調査の結果を取りまとめて情報提供を行った.その後,御船町,宇土市では,この資料を基に国土交通省の「宅地耐震化推進事業」の造成宅地滑動崩落緊急対策事業を行うことになった.そこで,本論文では,御船町,宇土市で行った大規模盛土造成地の変動調査の結果について考察した.

収録刊行物

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