振動を利用した健全性診断に向けた実橋梁の損傷と動特性変化

  • 宮下 剛
    長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター
  • 玉田 和也
    舞鶴工業高等専門学校 建設システム工学科
  • 劉 翠平
    長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター
  • 岩崎 英徳
    京都府中丹東土木事務所 企画調整室
  • 長井 正嗣
    長岡技術科学大学 環境・建設系

書誌事項

タイトル別名
  • RELATIONSHIP BETWEEN DAMAGE AND CHANGE OF DYNAMIC CHARACTERISTICS IN AN EXISTING BRIDGE FOR VIBRATION-BASED STRUCTURAL HEALTH MONITORING

抄録

本研究では,実橋梁における損傷と動特性変化の相関関係を把握することを目的として,撤去される歩道橋に対して段階的に損傷を与えながら振動計測を実施した.対象橋梁の構造形式は2主鋼鈑桁橋であり,片側の主桁の下フランジ自由突出板にガス切断によるスリットを順番に与えた.次いで,スリット間の自由突出板を逐次切除することとした.与えた損傷ケースの総数は32である.計測結果から,損傷の進行に応じた固有振動数の低下が確認された.その低下率は,損傷の与え方に起因して,ねじれを伴わない振動モードで大きくなった.また,計測結果の再現解析を,スペクトル要素法と有限要素法により行った.その結果,解析結果からも計測結果と同様な固有振動数の低下が確認された.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205351184640
  • NII論文ID
    130004556730
  • DOI
    10.2208/jscejseee.68.367
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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