書誌事項
- タイトル別名
-
- QUANTITATIVE ANALYSIS OF VEGETATION MANAGEMENT ON LEVEES - RIVER MANAGEMNT AND CITIZEN BASED RIVER GROUP -
説明
堤防の除草は,治水安全度に直結する極めて重要な河川管理の一つである.我が国では,河川市民団体が活動の一環として堤防除草に取り組み,河川管理の一端を補強している場合も多いが,その実態解明は十分になされていない.河川管理者と市民団体が効果的に連携するためには,このような活動を網羅的に把握する必要がある.本研究では,全国の河川市民団体を対象とし,堤防除草活動に投入している人数及び時間から活動量を定量指標化する方法を提案し,河川市民団体の活動が河川管理の向上に資するかどうかを検討した.全国207団体を対象にアンケート及び訪問調査によってデータを収集し,提案の指標で活動量を推定した.その結果,市民団体は直轄区間の3.7%程度を除草できる活動量を持つことが判明した.金銭換算すると市民団体は河川管理者の除草経費の約1.6%を補強する活動量を有する.
収録刊行物
-
- 土木学会論文集B1(水工学)
-
土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_295-I_300, 2017
公益社団法人 土木学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205352363008
-
- NII論文ID
- 130006406193
-
- ISSN
- 2185467X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可