オホーツク海における流氷移動ベクトル推定手法に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF METHOD FOR ESTIMATING SEA ICE TRANSPORT VECTOR IN SEA OF OKHOTSK

説明

流氷に含まれる栄養は,北方圏における自然河川の値とほぼ同等な窒素濃度,リン濃度を示すことが過去の研究に知られており,オホーツク海にとって重要であることが分かってきている.しかし,近年の地球規模での環境変動の影響により,流氷の北海道オホーツク海沿岸域における接岸回数が減少しており,オホーツク海南部における流氷による栄養輸送が減少していると考えられる.そのため,将来において流氷の輸送がどのように変化するかを検討するためには,まず現在までのデータを利用して,流氷がどのように輸送されているかを理解する必要がある.そこで本研究では,衛星データを利用して流氷の移動ベクトルを推定する手法を提案し,その精度検証までを行った.提案手法で推定した結果,最小誤差約45%で流氷移動ベクトルを再現することができた.

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参考文献 (2)*注記

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