PW付加振動水柱型波力発電装置の一次,二次エネルギー変換連成解法について

書誌事項

タイトル別名
  • PRACTICAL STUDY ON COUPLED ANALYSIS OF THE PRIMARY AND THE SECONDARY WAVE-ENERGY-CONVERSION OF PW-OWC TYPE DEVICE

抄録

本研究で対象とする波力発電装置は,日本で30年以上の研究実績がある振動水柱型空気タービン方式(Oscillating Water Column: 以下OWC)である.従来型OWCの高効率化を目指し,プロジェクティングウォール(PW)付ユニット型発電装置(PW-OWC)を発案するとともに,初めて実証機に衝動タービンを採用した1).発電装置の発電出力は,一次変換,二次変換効率をそれぞれ独立していかに向上させるかという点が注目されてきた.しかし,一次・二次変換装置の運転状況や諸元は相互に影響を及ぼしあうため,一次,二次変換を同時に扱う全体設計法が求められるようになっている.酒田港内の護岸上に波力発電装置を設置した.実証実験をとおし,一次,二次の変換効率の向上を確認した.そして,エネルギー伝達の全体を最適化する手段を検討し,一次,二次変換の連成手法を確立した.

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