希少種保全を目的とした人工海浜の整備について

書誌事項

タイトル別名
  • THE CREATION AND MANAGEMENT OF HABITAT FOR AN ENDANGERED TIGER BEETLE IN A CREATED SANDY SHORE

説明

本研究は,希少種ルイスハンミョウの生息環境を代償するため造成された沖洲人工海浜において,生息地創出条件を明らかにすることを目的としている.そこで,徳島県を含む4県において幼虫の生息標高の調査と,徳島県吉野川河口干潟の成虫個体数と幼虫にとって好適である「地盤高が安定している場所」の面積との関係を調査した.その結果,幼虫が生息する標高は地域によって異なるが,その制限要因として冠水時間が関係していると考えられた.また,「幼虫にとって好適な場」の面積が大きい年に,成虫が多く確認されることが分かった.以上のことから,ルイスハンミョウの生息地の創出条件として,幼虫にとって好適な場所を広く確保することを提案する.

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ