養浜事業が行われている七里ガ浜海岸におけるエビアマモの生育実態

  • 湯本 裕之
    セントラルコンサルタント株式会社 東京事業本部 技術第三部 都市環境グループ
  • 佐々木 香織
    セントラルコンサルタント株式会社 東京事業本部 技術第三部 都市環境グループ
  • 鷲田 正樹
    セントラルコンサルタント株式会社 東京事業本部 技術第三部 都市環境グループ
  • 南里 吉輝
    セントラルコンサルタント株式会社 東京事業本部 技術第三部 都市環境グループ
  • 蛸 哲之
    神奈川県 藤沢土木事務所(汐見台庁舎) なぎさ港湾課

書誌事項

タイトル別名
  • GROWTH OF <i>PHYLLOSPADIX JAPONICUS</i> MAKINO AT SHICHIRIGA-HAMA, WHERE ARTIFICIAL BEACH NOURISHMENT IS CONDUCTED

説明

本研究の目的は,養浜事業が実施されている神奈川県七里ガ浜海岸に生育する絶滅危惧種エビアマモ(Phyllospadix japonicus Makino)の分布,生育状況,生育環境について調査し,生育実態を明らかにすることにある.ライン調査と面的調査を行った結果,エビアマモは沿岸方向約2.5km,岸沖方向20~150mの範囲に分布し,T.P.-0.8m~-2.7mの潮下帯で確認された.エビアマモの生育場の底質は,砂礫が1~3cm程度被覆した岩盤であった.過去に投入された養浜砂は4年間で4,500m3であり,粒度組成調査の結果から,養浜砂がエビアマモの生育範囲にまで移動している可能性も考えられたが,エビアマモの分布面積は減少していないことが分かった.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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