静水面下の管路とその周囲の裏込石内部を伝播する波浪と吸い出しについて

  • 鈴木 高二朗
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 海洋研究領域
  • 竺原 宗吾
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 海洋研究領域
  • 佐々 真志
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 地盤研究領域
  • 具志 良太
    沖縄総合事務局開発建設部
  • 前里 尚
    沖縄総合事務局開発建設部那覇港湾・空港整備事務所
  • 平野 年洋
    沖縄総合事務局開発建設部那覇港湾・空港整備事務所

書誌事項

タイトル別名
  • WAVE PRESSURE PROPAGATION INSIDE BOX CULVERT SUBTERRANEOUSLY AND LOSS OF BACKFILL MATERIAL DUE TO WAVE PRESSURE

説明

那覇空港増設滑走路の誘導路下部では海水交換を目的とした大型の管路の建設が予定されている.この管路は延長が280mあり,複数のボックスカルバート(以下BoxCと記述)で構成される.BoxCは捨石マウンドの上に設置され,その周囲に裏込石と埋立砂が設置される.この際,埋立砂が吸い出されないように,裏込石と埋立砂の間には防砂シートが敷設されるほか,それぞれのBoxCの接続部(目地部)には防砂板が設置される.これらの防砂シートと防砂板の設計にあたっては,作用する波圧を求める必要がある.しかし,波浪が静水面下にある延長の長い管路や裏込石内部を伝播する現象は特殊であり,また設計有義波も2.8mと大きいため,水理模型実験と数値計算により,管路および裏込石を伝搬する波圧,流速の特性を明らかにすることとした.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ