多層波動方程式における減衰定常波モードについて

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSIS OF EVANESCENT WAVES OF MULTI-LEVEL WAVE MODEL

抄録

ペレグリン型のブシネスク方程式を連成させた多層波動方程式に対して,線形分散関係の固有ベクトルとして導かれる減衰定常波の特性を調べることにより,ステップ地形での波浪解析に対する基本的な適用性を検討した.波動モデルの固有ベクトルは分割層数と同じだけ存在し,1つは進行波,他は減衰定常波に対応する.層を等分割とした場合の固有ベクトルは微小振幅波理論によるものと次数毎に類似し,分割層数を大きくするほど高次の固有関数が再現できる.変則な層分割を用いた場合の固有ベクトルは,微小振幅波理論とは異なった形状となることがあるが,ステップ地形の散乱解析に多層波動方程式の固有ベクトルを用いたところ,等分割の場合に限らず,反射率,透過率および流速分布は解析解と良好に整合した.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205354025344
  • NII論文ID
    130004961613
  • DOI
    10.2208/jscejoe.68.i_798
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ