諫早湾干拓事業が与えた有明海の塩淡バロクリニック構造への影響に関する検討

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書誌事項

タイトル別名
  • ON THE INFLUENCE OF THE ISAHAYA SEA DYKE ON BAROCLINIC STRUCTURE DUE TO RIVERINE FRESHWATER IN THE ARIAKE SEA

抄録

有明海における諫早湾干拓事業が与えた密度成層に起因する流れ,すなわちバロクリニック構造への影響についてはこれまであまり議論されていない.そこで,3次元数値モデルを用いて,諫早湾の締切堤の有無による塩淡成層に起因するバロクリニック構造への影響を評価することを試みた.その結果,以下に示す知見が得られた.1)締切堤により諫早湾や島原半島沿いにおいて流速が減少し,それに伴いそれらの領域で塩淡成層が強化される,2)小潮から大潮へ移るフェーズにおいて,締切堤の成層を強化する影響が強まる傾向がある,3)締切堤が塩淡バロクリニック構造に与える影響の大きさは,潮汐条件や出水規模の組み合わせにより異なる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205354405632
  • NII論文ID
    130004697246
  • DOI
    10.2208/jscejoe.70.i_1134
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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