小型家電回収システムへのロバスト最適化アプローチ

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タイトル別名
  • A ROBUST OPTIMIZATION APPROACH FOR SMALL SIZE HOME ELECTRICAL APPLIANCE RECYCLING SYSTEM
  • コガタ カデン カイシュウ システム エ ノ ロバスト サイテキ カ アプローチ

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抄録

小型家電リサイクルの促進に向けた新制度案においては,自治体が中間処理業者を選定し,契約を結ぶことになっている.小型家電の回収量には不確実性があるため,中間処理業者の参入を促進するためには何らかの形で回収量の不確実性の大きさをコントロールする必要がある.本研究では,Bertsimas and Thieleなどのロバスト最適化手法を参考に,自治体と中間処理業者が事前に交渉することによって不確実性の範囲を限定し,中間処理業者の利潤を確保させることを考える.そのために,中間処理業者が想定する不確実性の範囲の変化に対する利潤の変化を明らかにする.その結果,回収量の不確実性を小さく想定できる場合には,平均的な利潤が高くなるだけでなく,リサイクルから排出される残渣の最終処理量が少なくなることを明らかにした.

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