陸面解析による灌漑取水とアラル海の消長に関する応答解析~アラル海流域の持続可能性向上へ向けて~

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  • 峠 嘉哉
    京都大学工学研究科社会基盤工学専攻
  • 田中 賢治
    京都大学防災研究所水資源環境研究センター
  • 中北 英一
    京都大学防災研究所気象・水象災害研究部門
  • 小尻 利治
    京都大学防災研究所水資源環境研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Analyzing Relation Between Irrigation Water Withdrawal and the Aral Sea Shrinkage by Land Surface Analysis - Toward the Sustailable Development in the Aral Sea Basin -
  • リクメン カイセキ ニ ヨル カンガイシュスイ ト アラルカイ ノ ショウチョウ ニ カンスル オウトウ カイセキ : アラル カイリュウイキ ノ ジゾク カノウセイ コウジョウ エ ムケテ

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抄録

深刻な水資源問題が発生している中央アジアでは,今後の持続可能な開発へ向けた科学的根拠として,流域の水資源・需要量や,各種の対策の効果を推定する手法が必要である.本研究では,陸面過程モデルSiBUCを中心としてアラル海縮小を組み込んだ水循環モデルを用い,灌漑効率や灌漑手法,灌漑面積等を改善する仮想的な対策を設定し,これらの改善がアラル海水量に与える効果について定量的に推定した.その結果,過去の灌漑手法が実際より改善されていた場合に,現在より多くの水がアラル海へ流入し,持続可能な社会に向けた対策として効果があることが分かった.

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