CCTVカメラの機能を利用しパノラマ画像を生成する最適な旋回時間の検証

  • 今野 新
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 社会資本情報基盤研究室
  • 前田 安信
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター
  • 寺口 敏生
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 社会資本情報基盤研究室
  • 関谷 浩孝
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 社会資本情報基盤研究室
  • 小林 亘
    東京電機大学 研究推進社会連携センター

書誌事項

タイトル別名
  • VALIDATION OF THE OPTIMAL PAN TIME TO RENDER PANORAMIC IMAGES USING THE FUNCTION OF DEVICES EQUIPPED WITH CCTV CAMERA

抄録

行政機関等は地震の被害状況を迅速に把握する必要がある.状況を把握するツールである大量のCCTVカメラを1台ずつ旋回し,周囲の状況までの画像確認が完了するまでには時間を要する.<br> そこで国土技術政策総合研究所では,国土交通省が所管する河川や道路の被害状況を俯瞰的に把握するための技術開発を行っている.設定震度以上の地域にあるCCTVカメラを自動旋回し,周囲の状況を一目で把握するパノラマ画像を地震発生の直後に生成するためには,CCTVカメラを可能な限り短時間で旋回させる必要がある.筆者らは一部のCCTVカメラを対象に旋回時間をどの程度まで短縮可能か検証する実験を行った.<br> 鶴見川堤防上に設置された10台のCCTVカメラを対象に180°旋回する時間をそれぞれ3段階変化させた場合,8秒以下ではパノラマ画像の生成に失敗する,という知見を得た.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (3)*注記

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