大口径ガイドホールを用いたトンネル最外周発破における破断面平滑性に関する数値的検討

書誌事項

タイトル別名
  • NUMERICAL INVESTIGATION ON LARGE CIRCULAR GUIDEHOLE FOR CONTROLLED CONTOUR BLASTING IN TUNNEL EXCAVATION

説明

トンネルの発破掘削では,最外周制御発破による最外周掘削面の平滑性向上は,掘削コスト削減に寄与する重要な課題である.これを目的として,トンネル最外周の装薬孔間に,通常の装薬孔径の2倍以上の孔径を有した大口径の円形空孔を設けた発破工法が提案・実用化されている.本論文では,装薬孔間に空孔を有する一自由面発破を対象として,空孔径が破断面平滑性に及ぼす影響を論じた.具体的にはまず,装薬孔から発生した応力波により空孔側壁に生じる応力を分析し,その応力集中効果が空孔径に依存することを示した.次に,空孔径を変数として,岩盤内の強度不均一性を考慮した破壊プロセス解析を実施し,装薬孔間に大口径の円形空孔を設けることにより最終破断面の平滑性が向上することを明らかにするとともにその機構について考察を加えた.

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