鉄道跡地の遊歩道利用におけるレールバンク制度の運用と有効性―ハイラインにおける合意形成の制度的枠組み―
書誌事項
- タイトル別名
-
- THE ACTUAL CONDITION AND EFFECTIVENESS OF THE RAILBANKING PROGRAM IN THE CONVERSION OF FORMER RAIL CORRIDORS TO TRAILS —THE INSTITUTIONAL FRAMEWORK FOR THE CONSENSUS BUILDING TOWARD THE REUSE OF THE HIGH LINE—
- THE ACTUAL CONDITION AND EFFECTIVENESS OF THE RAILBANKING PROGRAM IN THE CONVERSION OF FORMER RAIL CORRIDORS TO TRAILS ^|^mdash;THE INSTITUTIONAL FRAMEWORK FOR THE CONSENSUS BUILDING TOWARD THE REUSE OF THE HIGH LINE^|^mdash;
説明
本研究では,米国の連邦制度であるレールバンクの枠組みを示した上で,ハイラインの再利用における所有権獲得の過程とレールバンクの役割について,実際の手続きにおける運用,全体計画に対するレールバンクの有効性という観点から明らかにすることを目的とする.結果,以下の点を明らかにした.1) 反対派の土地所有者によって路線廃止申請が行われる中,事前にレールバンクの利点を認識したニューヨーク市がトレイル申請を行うことで論点を転換し,反対派と密に合意形成を図る場を確保できた.2) 再利用の枠組みをトレイル法に求めたことで,ハイラインは交通路としても位置付けられ,連邦補助金を獲得する優位性を確保できた.さらに鉄道復帰に関する費用負担の代わりに,空間デザインの制約を緩和できる契約を通じて,大規模な施設の改変を保証できた.
収録刊行物
-
- 土木学会論文集D1(景観・デザイン)
-
土木学会論文集D1(景観・デザイン) 69 (1), 76-89, 2013
公益社団法人 土木学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205356322176
-
- NII論文ID
- 130004559432
-
- ISSN
- 21856524
-
- HANDLE
- 2433/179305
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可