法定外公共物の自然再生に向けた「市民工事」の実践とその意義

書誌事項

タイトル別名
  • CITIZEN WORKS: AN APPROACH TO COMMUNITY-BASED NATURE RESTORATION

抄録

本研究の目的は,公共工事の展開が難しい水辺空間において,具体的な自然再生を実現するための手法として「市民工事」を提案することである.「市民工事」の概念は,新潟県・佐渡島の加茂湖における実践活動から導出した.加茂湖は制度的に法定外公共物として位置付けられており,公共事業によって自然再生を実現することが困難であった.そこで,加茂湖再生に向けた市民組織を設立し,地域住民が自らの手で具体的な湖岸再生事業を実施した.本研究ではその経緯に考察を加え,地域の自然環境を「コモンズ」として,地域に根ざすかたちで再生していくための有効な方法論として「市民工事」を位置付けた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205357124480
  • NII論文ID
    130004707597
  • DOI
    10.2208/jscejppce.70.56
  • ISSN
    21856613
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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