書誌事項
- タイトル別名
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- ADSORPTION CHARACTERISTICS OF PFCS AND PAHS ON MICROPLASTICS IN LAKE BIWA AND OSAKA BAY
- ビワコ ・ オオサカワン ニ オケル マイクロプラスチック エ ノ ペルフルオロ カゴウブツルイ オヨビ タカン ホウコウゾク タンカスイソルイ ノ キュウチャク トクセイ
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説明
本研究では,琵琶湖・大阪湾におけるマイクロプラスチックへのペルフルオロ化合物類(PFCs)および多環芳香族炭化水素類(PAHs)の吸着特性を検討することを主目的とした.表層水中の粒径315 μm~5 mmのマイクロプラスチックを対象としてPFCs 15種,PAHs 16種および塩素化PAHs 4種の同時分析を行った.マイクロプラスチック中の含有量は,Σ15 PFCsが49~218 ng/g-dry,Σ16 PAHsが 1,730~27,100 ng/g-dry,Σ4塩素化PAHsが29~799 ng/g-dryであった.PFCsおよびPAHsの各物質におけるマイクロプラスチックと溶存態の濃度比は,オクタノール/水分配係数(Log Kow)が大きくなるにつれて,増加傾向であり,疎水性吸着である可能性が示唆された.さらに,マイクロプラスチックの単位重量あたりのPAHs含有量は,粒径が小さくなるにつれて,増加する傾向が推察された.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 73 (7), III_1-III_8, 2017
公益社団法人 土木学会