書誌事項
- タイトル別名
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- A BASIC STUDY ON PREDICTION METHOD OF DISASTER WASTE BASED ON REGIONAL MATERIAL STOCK
説明
2011年の東日本大震災では大規模災害時における災害廃棄物処理が社会的問題として取りあげられた.また,近年の地球温暖化との関連が指摘される異常気象によって地域的に甚大な被害を伴う災害が増加傾向にあるといわれており,その災害廃棄物への対応も必要がある.災害廃棄物の迅速で適切な処理及びリサイクルの推進のためには正確で詳細な廃棄物量の予測が重要である.本研究では,GISを活用して地域の資材ストック量から災害廃棄物を種類と地域分布を考慮して予測する手法を検討した.ケーススタディとして和歌山県日高川町を対象地域とし,2011年の台風12号による水害での災害廃棄物量について検討を行った.検討の結果,発生量の実績値12.7千tに対して被災範囲資材ストック量97.2千t,予測廃棄物発生量22.0~25.1千t,収集率0.2~0.7という予測値を得た.この数値は,さらなる精度向上が必要であるが,今後の手法確立に向けて有効なデータであると考えられる.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 71 (6), II_241-II_251, 2015
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205357842944
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- NII論文ID
- 130005155766
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- ISSN
- 21856648
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可