<i>Aquamicrobium</i> sp. SK-2 株由来 Biphenyl 分解酵素 BphC の精製と分解特性

  • 菅原 豪人
    室蘭工業大学工学研究科環境創生工学系専攻
  • 小山 大貴
    室蘭工業大学工学研究科環境創生工学系専攻
  • 澤田 研
    室蘭工業大学工学研究科生産システム工学系専攻
  • 張 傛喆
    室蘭工業大学工学研究科環境創生工学系専攻
  • 菊池 慎太郎
    室蘭工業大学工学研究科環境創生工学系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Purification and degradation characteristics of Biphenyl degrading enzyme BphC from <i>Aquamicrobium</i> sp. SK-2

抄録

Aquamicrobium sp. SK-2 株からビフェニル分解酵素2, 3-ジヒドロキシビフェニル-1, 2-ジオキシゲナーゼ(BphC)の精製を行い, BphC 酵素を精製した. この酵素の分子量は65kDaで二量体であった. 諸特性の検討を行った結果, 幅広い温度領域において活性を保持し, その最適温度は30°Cであった. 最適pHの検討に関しては, 中性からアルカリ性領域において高い活性を保持し, その最適pHは8.0であった. KmVmaxを算出した結果, Km=12.0 μM, Vmax=154 mM/min であり, SK-2 株由来 BphC は2, 3-DHBP と比較的高い親和性を有していることが判明した. 精製酵素のN 末端アミノ酸配列を解析したところ, Pseudomonas sp. KKS102 株由来 BphC と92%の高い相同性を示した. また, BphC による2, 3-ジヒドロキシビフェニルとカテコールの開環反応を確認した.

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参考文献 (10)*注記

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