書誌事項
- タイトル別名
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- Separation of Source, Path, and Site Effects based on the Observed Data by K-NET, KiK-net, and JMA Strong Motion Network
説明
強震動予測には地震動特性の適切な評価が不可欠である。そこで本論文ではK-NET、KiK-net、JMA震度計観測網の強震観測データに基づき、スペクトル分離手法によって震源・パス・サイトの各特性を分離抽出した。多数の観測データの同時分離によって、通過する経路数の少ない北海道北西部地域のQ値を除き、安定した各特性が得られた。震源特性ではプレート間地震・プレート内地震・内陸地震にわけてそのコーナー周波数からBruneの応力降下量を求めたところ、内陸地震は有意に小さいこと、応力降下量には深さ依存性が認められるが、単純な線形関係にはないことがわかった。伝播経路特性では火山フロントの背弧側で前弧側の約半分のQ値が得られ、幾何減衰に震源距離依存性を考慮したことで内陸地震のQ値はプレート間地震などのQ値とほぼ同程度となった。
収録刊行物
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- 日本地震工学会論文集
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日本地震工学会論文集 4 (1), 33-52, 2004
公益社団法人 日本地震工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205358364032
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- NII論文ID
- 10030992643
- 130004000160
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- ISSN
- 18846246
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可